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日足35日評価数推移151220

肩肘張らないコメント
週間カウント終了しました。ランキングは速ければ数時間後の予定です。

今回の記事は実は前も書いたけど、毒が強すぎるので書いて消した。でも書いた。業界人でない一般人じゃないと書けないこともあると思う。

以前ソニー関連の記事で、パンがなければお菓子があるものとか言っていると、選ぶものなくなるよ、と書いたけど、東芝がAV機器部門事実上の白旗。
国内での販売するよ、といっても60万台で開発力が維持できるなら、何処もとっととリストラしているはず、青梅事業所も閉鎖らしいし、察してください、ということでしょう。

オーディオの世界では超マニア向け市場は狂った様な価格がゴロゴロしている。だから価格の相場がネジ飛んでいるのと、技術者数人でも起業できるので、大手メーカーを退職してもガレージメーカーとして再起して、大企業時代ではできなかったことをやっていたりして、国産勢も規模はともかく中身はむしろ良くなっている。AV機器に関しては個人で開発できないので、厳しいね。外資に転職しても技術を搾り取られてその時が終わりでしょうし。

今回の件は家電業界を取り巻く長い商慣行も含めて、もう国内の高付加価値家電が今のままでは成立しない、と言うことだろうね。ここからは趣味のAV機器に絞って書きます。

高付加価値路線と言うけど、どうせ販路は量販。量販なんて条件出すか出さないかですよ。評論家によく書いてもらっても、彼らは金次第ではどの会社も同じように褒める。どんな産廃な製品出しても絶対に正直に本音を書かない。誰かさんみたいに一般人から見たら、その感覚が異常であるかも理解できない始末。だから消費者に信頼されることもないし、出来るのはせいぜい空気の醸成。その空気もメディアの媒体の広がりで効果が薄い。第一どの会社も同じことやるから情報の差別化は不可能で意味が無い。

量販がアテにならない、評論家使っての権威付けがうまくいかない。となると、消費者に選択の主導権がを移るけど、そうなると当然ブランド力が物が言う。そうすれば東芝みたいな位置づけのメーカーは真っ先に脱落する。かつていくつかのメーカーが高級ブランドをつくった。値引きを極端にしないように縛りをかけた社内ブランドも作った。でも、結局在庫処分で大幅値引きしちゃうのよね。それも営業の売り方が今までのままで、生産も本当の意味での少量生産が出来ないから。残念ながら今の大手電機メーカーでは、本当の意味での高級ブランドを産みだす事ができないだろう。現場に創造力もないし、その権限もないのだろう。

人づてに聞いたことがあるが、専門店であれこれデモの仕方の技術を教えてもらった営業が、その専門店のすぐ側の家電量販店でヘルパーとして高級品を売っていたそうな。そんな世界ですよ。営業には営業の論理がある。不義理でも売上を作らないといけない血の掟がある。そんな過酷な現実を評論家やライターはしらないか、知っていても無視する。毛並のいい開発や広報ばかりと付き合うからね。で、綺麗毎の様に、もったいない、承服いたしかねるという。そこまで言うならば、もっと、しっかりそのメーカーサポートしてください。難しいことではない。例えば画質の評価基準を国内のTVにして、その絶対基準で海外製の機器を正直にレビューするだけでいい。大抵は厳しい駄目だしになるから。結果国産勢の品質の良さが相対的に浮かび上がる。でも彼らはダブルスタンダードの評価基準で誤魔化すでしょう。そうしないと、仕事干されるから。

高級機種を売るには量販以外の販路も必要。だから本来はある程度実績のある、地元店や専門店を保護するのも手だけど、現実は量販店相手に条件で殆どのケースで勝てない。

よって専門店はかなり早い段階から、ホームシアターによる、一括購入やインストール費で生計を立ててきた。だが、それでも利益率が低い。だから創造的な仕事が出来ない。ホームシアター専門誌は薄型大型TVの普及によるプロジェクターの存在感の低下に合わせるように、どんどんと中身が薄くなる。たまに読んでも、夢を抱かせるようなホームシアターは本当に少ない。

液晶TVのインストールぐらいでは生計を立てるほど儲けられないし、液晶TVは大手量販に絶対に条件で勝てない。となると専門店が期待するシステム一括購入もかなり厳しいことになる。条件的にお任せしてもらえないから。個別に工事を受け付ける町の電気屋と同じ扱いになる。町の電気屋はホームシアター以外にもいろいろ電気工事できるけど、AV機器専門店はどうなんだろう。

専門店のホームシアターへのインセンティブが減り、なにより量販店は手離れの悪いことを嫌う。本来趣味性が付加されて売られるべきな国内高級AV機器は行き場を失う。結果として高級AV機器は家電と同じ単なる消費物へと変わる。残るのは莫大な研究開発費と、マーケティングタームとしての側面が強い高付加価値という言葉だ。

一方製品についても厳しい。映像は高付加価値製品間で決定的な差別化が出来ていない、程度ですんでいるが、特に音が良くない。近年モバイルオーディオ市場は高級市場が興り始め、ピュアオーディオ並みの常人には理解しがたいハイエンド市場も生まれつつある。それは、大多数の一般人が日頃聞くポップス(アニソンだけじゃないよ)でもきちんと違いが分かるからだ。

ところが、ホームシアター向けや大手電機メーカーの作る製品ではポップスはとても価格に見合う音を出せない。まずヘッドフォンで聞いたほうが満足する。消費者の行動は正直だ。生楽器のジャズやクラシックは頑張れる(ただし音の味付けで)が、今の一般人でジャズやクラシックの愛好家がどれだけいるのだろうか。その人間にしか売る気がないのだろうか。

ポップスの再生は難しいが、大手メーカーよりもはるかに規模の小さいメーカーの製品ではいい音に聞こえる製品はきちんとある。技術の限界では決して無い。ようするに、現在の大多数への一般人が好む音楽を上手く再生できないマーケティングの観点からは失敗作を、中身の伴わない技術的な成果を強調することで誤魔化している。例によって、評論家やライターを使って。実態はガレージメーカー以下。

もちろん彼らにも言い分はある。量産を意識した製品ではどうしても出来ないことがあると。一個数十円から数百円もする高級部品はたくさんつかえないと。中華製を使えば場合によっては一個1円以下だと。理解は出来るが、そこで思考が停止する。そしてマーケティングと営業に売ってもらい、彼らは空虚なマーケティングタームで安くない製品を毎年!、遅くても2年で出す。技術者の敗北の瞬間だ。

財布が無限ではない消費者は当然その内疲弊する。オーディオの世界でオカルトが蔓延するのは、根本的には大手メーカーの誇る自慢の技術と中身が一致しないことが多いからだ。だから技術という物自体が評価されなくなる。その裏返しにすぎない。経験則に技術が優位にたてない。

これらは全てミクロな側面だが、彼らは今後生存圏を高付加価値路線に頼るそうだから、高付加価値商品を売る、販路、マーケティング、製品のミスマッチはこの段階で見直されるべきだと思う。
高付加価値路線はまず商品がたんなる消費物でなくなる所から始まらないといけない。でないと、出ないといつまでたっても量販店の消費文化から抜け出すことが出来ない。

高付加価値商品を手に入れることが憧れとなり、そういう製品が商品や事業として会社を支えることは無理としても、独り立ちできて初めて、技術への信頼に基づく正当なブランドが築かれる。それが高まると、高付加価値以外の商品もブランドで売れ始める。そうなってこそ、今AV機器メーカーが大金を出して開発してる技術が会社を支える投資となり得る。

今の様に比較優位な性能を維持するために量販店に金をばら撒いて規模を維持するのでもなく、ライターや評論家に依頼して消費者にとっては絵空事の物語にしか思えないようなブランドと違って。

消費物に過ぎない内は、外注とスケールメリットを上手く生かして、日本製品よりデザイン性に優れた同業他社と変わらず厳しい戦いを強いられることなるだろう。今はメイドインジャパン信仰(といっても組み立ては大抵海外)のお陰で国内市場頑張れているけど。いつまで持つか。

厳しいこと書いたけど、最早現存する全ての日本のAV機器会社が生き残るのは難しいだろう。だが間違いなく全滅はしないし、いくつかの会社は残る。その会社が平井社長のいうような感動するような製品を、適切に売られ、メーカーと消費者が双方に恵みのある時代が来ることを祈っています。量販に首根っこ掴まれて、生殺与奪を握られている内はあんまりかわらないのだろうけどね。

PS4
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